著者:古澤 久仁彦

2023年7月18日、下院エネルギー・商業委員会のキャシー・マクモリス・ロジャース委員長(共和党、ワシントン州)、保健小委員会のブレット・ガスリー委員長(共和党、ケンタッキー州)、監視調査小委員会のモーガン・グリフィス委員長(共和党、バージニア州)は、保健・監視小委員会の共和党議員を代表して食品医薬品局(FDA)のロバート・カリフ長官に書簡を送付した。 書簡では、FDAがインドと中国で実施している外国医薬品査察が不十分であることについて疑問を提起している。

その内容は、FDAの海外査察実績が、全世界の製造所を網羅しているか、査察にて米国内で流通している医薬品の有効性、安全性を、FDA が十分に保証できるかの疑問に関して、FDAに明らかにすることを求める書簡であり、特に、インド、中国にある製造所をターゲットとしている。さらに、海外での無通告査察の中止した理由の弁明、今後中国の国家機密法下で、FDAの査察が有効に行えるかの回答をFDAに求めている。
更に、この査察の問題と、米国内での欠品問題と海外製造所の製造中止による影響評価をFDA が十分に行っているかを、委員会は懸念している。

下記に委員会のFDA宛の書簡の私訳を掲載する;

FDA宛の書簡

原文書:https://d1dth6e84htgma.cloudfront.net/Letter_to_FDA_on_Foriegn_Drug_Inspections_dc7bf60a6d.pdf

注)当資料日本語訳はご参考用に提供しております。日本語訳の正確性に関して注意を払っておりますが、それらについて責任を負うものではございません。 正確な記述に関しては原文書をご参照ください。